世界を魅了!?新北斎展の実態

 

東京の六本木で開催された新北斎展に行ってきました。
新北斎展は入口や撮っていいものは写真を撮れましたが、作品自体は全く撮れませんでした。

平日なのに人が多く北斎の人気さ、偉大さが後世にも語り継がれているんだと感じました。

さて、本題に参りましょう。
新北斎展に行ってみたレポート。

 

作品数

ズバリ最初に言うと、「作品の数が多すぎる!!!」です。

彼の残した作品は実に200点以上もあるんですね。
僕は日本の古い絵と言うと浮世絵とか屏風の迫力ある絵とかしか分からなかったのですが、この頃から小さいポケットサイズの漫画のようなものがあって、驚かせてくれました。

この漫画のようなものは北斎漫画と呼ばれていて、彼の絵手本なのですが、これが当時の人達の細かい仕草や生活の様子などが描かれているのです。

 

他にも北斎といえば「富嶽三十六景」ですよね。
富嶽三十六景とは、富士山を見ることの出来るところから見た景色を描いたものです。中でもいちばん有名なのは波飛沫の迫力が壮大で、富士山との対比も美しい「神奈川沖浪裏」ですが、これの青色がとても綺麗なんです。それもそのはずこの「神奈川沖浪裏」という作品は全体で8回の工程に分けられて作られているのです!

 

神奈川沖浪裏の作られる工程

最初に輪郭線をぬり、順に1色ずついろを重ねていく8回の工程。

 

1.アウトラインの部分(主版)を塗る

2.波間に漂う船 黄色を塗る

3.波間に漂うねずみ色を塗る

4.空の橙色を塗る

5. 円形の空の薄いねずみいろのグラデーション(ぼかし)を塗っていく

6.遠景の空の濃いねずみ色のグラデーション(ぼかし)をぬっていく

7.波の水色を塗る

8.波の藍色を塗る

 

教科書で見ていてなんとなく綺麗だなーと思っていた絵もこんなに手間ひまをかけて作られたのだと分かると感動します! 

他にも富嶽三十六景では、「山下白雨」、「相州七里浜」、などの作品が綺麗だなと思いました。

 

そして数々の作品を見て回って、最後の大きな屏風の前にたどり着きました。
そこには弘法大師と大きな大きな鬼が対峙していました。

まさにラスボスと言った感じの絵に声も出なかった僕は一緒にいた人とその絵の世界に入り込んでいました。

その絵は「弘法大師修法図」です。
「弘法大師修法図」は彼の晩年の作品の中でもかなりの力を込めて作成され、まさに彼の本気が全面につたわってくるところは見ていて迫力が凄かったです。

 

まとめ

彼の作品は思っている以上に多く、その中でも人々の細かい仕草や様子をうつすことのできる彼の洞察力や画才はとても僕達の想像の範囲を超えているが、僕らの生活に使えるものも見えてきた。

また彼の作品は国内外での人気も根強く、彼の作品などを廃れさせないように守っていくことが必要だと改めて思いました。