世界文化遺産に登録された美しき修道院 モンサンミシェル




モン・サン=ミシェルは、フランス西海岸の「サン・マロ湾上」に浮かぶ小島で、その上にそびえる修道院です。
モンサンミシェルとも表記します。

 

カトリックの巡礼地の1つで、感服するほどの美しさから「西洋の驚異」と称されています。

世界各国から年間300万人もの観光客が集まる、フランスを、ヨーロッパを代表する世界遺産です。

1979年には「モン=サン=ミシェルとその湾」としてユネスコ世界文化遺産に登録され、1994年にはラムサール条約の登録地となりました。

 

ここでは、モンサンミシェルの歴史や建築についての他に、観光の際は訪れるべきスポットをご紹介します。

 

歴史

今から1000年以上前の8世紀、岩山の上に初めてキリスト教の聖堂が建てられました。

それ以来、崩壊しては修復するのを繰り返し、13世紀頃にはほぼ現在の形になったと言われています。

 

モンサンミッシェルとは、「聖ミカエルの山」という意味があります。

地元の司教が「この地に聖堂を建てよ」という大天使ミカエルからのお告げを受けて礼拝堂を造ったことが由来です。

修道院の屋根の先には、金のミカエル像が立っており、修道院の頂きから今も人々を見守っているようです。

 

時代の移り変わりと共に、何度か役割も変わることとなったモンサンミシェルは、14世紀に勃発したイギリスとフランスとの百年戦争の時には城塞として使われており、18世紀のフランス革命後には監獄としても使われたのです。

後に、フランスの文豪たちがその圧倒的な美しさを賞讃したことで、修道院としての役割を取り戻しました。

 

 

建築

主要部分はゴシック様式ですが、内部は様々な中世の建築方式が混ざり構成されています。

教会堂はカロリング期の様式で構成されており、百年戦争後の1421年に破壊されたロマネスク様式の内陣はフランボワイアン・ゴシック様式として再建されました。

1897年に、ゴシック・リヴァイヴァル建築の鐘楼と尖塔は完成し、その上に奉られた金のミカエル像は彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作されました。

 

魅力

モンサンミシェルは、世界遺産に登録され、”美しすぎる修道院”と言われるほど魅力的な場所です。

そんなモンサンミシェルの魅力をいくつか紹介します。

 

①満潮時

モンサンミシェルは満潮時に、陸から切り離されます。

干潮時しか渡ることができませんでしたが、今では橋が建設された為いつでも渡ることができます。

満潮時の孤立した姿はなんとも神秘的で、圧巻されます。

 

②干潮時

干潮時には砂に綺麗な模様が浮かび上がります。

不規則ですが、楕円を描く砂の美しさには言葉を奪われます。

また、潮が満ちていく景色は、自然の偉大さ感じることができます。

 

③島の建築物

修道院だけでなく、島の全体の建築物も魅力的です。

物語に出てくるような建築物の雰囲気にも胸を踊らされます。

塔や城壁など、陸から切り離された島に建てられたという事実にも驚愕ですが、当時の技術力でこれら全てを人の手で造られたという事実には感動すら覚えます。

 

観光地としての人気も納得できますね。