貼絵の天才!山下清



今回は、貼絵で有名な山下清という人物についておはなしします。

山下清

画像元:
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2015/02/post-53.html

まずはじめに、山下清とはどのような人なのかを軽く紹介します。

山下清 1922年3月10日生まれの、日本の画家です。
主にちぎり紙細工(貼絵)、ペン画の作品で実績を残しています。

幼い頃、消化不良で命の危機に陥り、一命を取り留めたものの、軽い言語障害と知的障害の後遺症が残ってしまいます。
障害の為、学校では勉強についていけず、知的障害児施設に入ることになります。
しかし、そこでの生活の中で「ちぎり紙細工」に出会い、才能を開花させていきます。

彼は、障害を患いつつも、驚異的な“映像記憶能力”があったのです。
見たものを瞬時に鮮明に記憶することが出来ます。

山下清はその映像記憶能力を活かし、行く先々の風景を多くの貼絵として残しています。

彼はとくに花火が好きだったようで、花火大会の開催を聞きつけると全国に足を運び、その時の情景をそのまま作品にしていたようです。

画像元:http://takedagarou.com/?pid=107353186

しかし、実際はドラマなどとは違い、旅先ではほとんど絵を描くことがなく、施設や実家に帰ってから記憶したものを描いていたようです。

彼の貼絵はまるで絵を描いたような繊細さで、色のバランスも上手く、細かな部分も丁寧に貼られています。

「日本のゴッホ」と呼ばれていたほどで、確かにゴッホの絵のタッチに似ている作品も多々あります。

貼絵は普通の絵とは違い、一つの線を書くのにも倍以上の時間が必要となります。
ですから、線を意識するのではなく、全体像から作り上げていくのです。

また、彼の映像記憶の能力だけでなく、やはり繊細さと感性が彼の作品を物語っていると言えます。

絵を描くのは苦手だけど、貼絵はしています という方も何人か出会ったことがありますが、やはりそれでもメジャーではありませんね。

今回のお話を読んで、少しでも「貼絵」に興味持っていただけたらなと思います。