ボッティチェリの純潔な愛 ラ・プリマヴェーラ



今回は、以前ヴィーナスの誕生でもおはなしたサンドロ・ボッティチェリの作品についてです。

プリマヴェーラ(春)

画像元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/プリマヴェーラ

この作品には、神話の登場人物たちが描かれています。

春に急成長を遂げる世界の抽象的であるものを具体的に表した(アレゴリー)

であると言われています。

また別の研究者の見解では

プラトニック・ラブ

現代の日本で使われる意味とは少し違う宗教的史観に寄った考えであると言われることもあります。

プリマヴェーラの来歴ははっきりしていませんが、ルネサンス期のフィレンツェにおいて

実質的に支配者の権利を持っていたメディチ家の依頼で描かれたと言われています。

また、ボッティチェリ本人はこの作品に名前をつけておらず、ミケランジェロ・ブオナローティの弟子であるジョルジョ・ヴァザーリが最初に『ラ・プリマヴェーラ (La Primavera)』と呼称したといわれています。

プリマヴェーラは

・六人の女性

・二人の男性

・一人のキューピッド

が描かれている。

プリマヴェーラの構図はその当時流行していたタペストリーによくにているようだ。

描かれる人物には諸説あるが

『精妙な神話世界に肥沃や多産の寓意が込められている』

よくできた神々の世界に作物が育つ様や子供を多く産むことが隠されている。

わかりやすく言葉を分解するとこうなります。

エレーナ・カプレッティ著書『ボッティチェリ』では、この作品を鑑賞する流れは向かって右から左である。

(春を告げる西風の神)ゼピュロス
が3月の冷気を吹き飛ばし、ニンフのクローリスを拉致して自分のものにしようとしている。

後に彼(ゼピュロス)と結婚した彼女(クローリス)は神の地位へと引き上げられ、春の女神となってバラの花を大地へと撒き散らしているのである。

このようにボッティチェリは、謎の多い絵画を残したのです。

彼が本当に伝えたかったことはどんなことなのでしょうか。