悲劇の絵画 ベアトリーチェ・チェンチの肖像



今回はグイド・レーニ作 ベアトリーチェ・チェンチの肖像 についてです。

グレイド・レーニ

画像元:

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/グイド・レーニ

ベアトリーチェ・チェンチ


画像元:

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ベアトリーチェ・チェンチ

この絵は、1577年2月6日〜1599年9月11日イタリアの貴族の女性ベアトリーチェ・チェンチの肖像です。

彼女は、ローマで起こった尊属殺人事件(父親殺し)裁判の主役として、多くの文学、芸術の題材として用いられました。

ベアトリーチェは貴族の元に生まれますが、父親は暴力的でローマ市民の中では有名でした、

多くの虐待と近親姦を受けていました。

家族での暗殺を企て食べ物に麻薬を混ぜましたが死には至らず、金槌で撲殺しバルコニーから突き落としました。

家族は容疑者としてあげられましたが、事故であると言い張り続けました。

暗殺を手伝った2人の召使いのうち1人は、ベアトリーチェと恋仲になりましたが拷問を受け死亡し、その際真相は一切話さなかったそうです。

家族の友人(暗殺を知っている)はその危機を察知しもう一人の召使いを口封じに殺害しようとしましたが
計画は露見してしまい家族全員が殺人罪として死刑を受けます。

ローマの市民は父親の事実を知っているため、多くの抗議が行われましたがローマ教皇クレメンス8世は慈悲をせず処刑されました。

彼女の家系の財産を手に入れるためであったとも言われています。

ベアトリーチェは斬首される予定であったため、髪を上にまとめるためにターバンがまかれています。

目は涙跡が描かれており、絵の表現力が大きく評価されています。