最も美しい肖像画!イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢



今回は最も美しいと称賛される

「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」

画像元:https://ja.wikipedia.org/wiki/イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢

この絵画は、フランスの印象画家

ピエール=オーギュスト・ルノワール

によって描かれた肖像で、印象派の絵画のうち最も美しいともいわれる作品です。

印象派とは?

19世紀フランスで発した絵画を中心とした芸術運動です。

印象派絵画の特徴は、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク

屋外での制作、空間と時間による

・光の質の変化の正確な描写

・描く対象の日常性

人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包み込み

斬新な描画アングル

多くの意味はあるものの、現在の絵画には欠かせない要素も見うけられます。

イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像は、カーン・ダンヴェール家の庭で描かれており、当時8歳の少女だったそうです。

カーン・ダンヴェール家はユダヤ人の銀行家のため、イレーヌの娘ベアトリスも二人の孫もアウシュビッツで死亡しています。

第二次世界大戦時ナチス・ドイツに没収され、ナチスNo.2であった将校ヘルマン・ゲーリングに所有されていました。

戦後になり当時74歳のイレーヌに返却されたそうです。

しかし、イレーヌ亡き後、ナチス・ドイツのはじめとする世界各国に、武器を売った武器商人の印象派コレクタービュールレによって競売で入手され、皮肉にも彼のコレクションとして納められました。

イレーヌもまた多難な人生を送っていました。

自分の肖像画を自分で所有できないという悲しみははかり知れませんね…

美しさは愁いをもってして、さらに輝くのではないでしょうか。