繊細且つ大胆なロマン主義 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー



ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーは、イギリスのロマン主義の画家です。

 

作風

ターナーの初期の作風は、写実的な風景を描いていました。

ターナーは、1789年に風景画家であるトーマス・マートンに弟子入りし、絵画の基礎を学びました。

 

当時の風景画家は、特定の場所の風景を忠実に再現した「名所絵」のような作品を制作することでした。

 

その後、約20年間は有力なパトロンに恵まれ、ターナーは画家として順調に歩んでいきました。

1800年以降の作品では、ロマン主義的な大気や光、雲の劇的な表現で描かれていたのが特色でした。

とても繊細なタッチでありながら、大胆で迫力のある作品が多数あります。

 

それ以降のターナーの作品は、溢れるエネルギーを描き出しており、風景全体に光が満ちています。

 

彩色傾向

ターナーはよく好んで黄色を使用していました。

 

現在も残っている彼の絵具箱の中には、色の大半が黄色系統で占められています。

また、逆に嫌いな色は緑色で、緑は極力使わないようしていました。

 

このことからはターナーは植物を描くことが少なく、珍しく描いたヤシの木にも黄色を使っており、知人に指摘されていました。

ターナーは、繊細なタッチや変わった逸話から“癖”のある画家だったことが伺えます。