スティーブ・ジョブズの美意識



今ではその名を知らない人はいないといっても過言ではない

“iPhoneの生みの親” スティーブ・ジョブズ

周囲との軋轢なんてものは意に介さず、自分の“エゴ”を貫き通す彼には、

ワガママで偏執的な『美意識』がありました。

 

美へのこだわり

アップル社の製品は、操作性やデザイン性が非常に優れており、

他に負けない強みの一つとも言えます。

それらが、他社の製品との圧倒的な差を生み出しており、

製品としての新たな“基準”になっています。

 

こういった“基準”は、まさにジョブズの美へのこだわりが生み出したものであり、彼は己の感性に従い、邪魔を全て排除してきました。

彼は、自身の美学が全てであり、それを満たすためには一切の妥協がありません。

このことで部下たちは様々な難題を与えられます。

当然、そこに妥協はないため何度も修正させられ、要求に答えられないと罵倒されます。中にはクビを言い渡される者もいました。

自身の美へのこだわりを追求するためには、どのような妨げも全て排除するのがスティーブ・ジョブズなのです。

 

その美へのこだわりがアップル製品の特徴的なデザインに繋がっています。

 

 

何故iPhoneの角は丸いのか?

アップル社の製品はどこか魅かれる特徴的なデザインで

特に、アップル社を代表する「iPhone」には「角の無い四角」という特徴がありますよね。

iPhoneユーザーの中には、何故iPhoneの角が丸いのかなんて意識したことが無いという人もいます。

 

では、何故iPhoneの角が丸いのか。

 

それは、iPhoneが発売される20年以上も前にスティーブ・ジョブズが、円や楕円を描くことのできるソフトウェアを開発していた1人のエンジニアに放った一言がキッカケでした。

ソフトウェアを開発中のそのエンジニアに対し、「円や楕円もいいけど、角のない四角形を描くってのはどう?同じように出来るんだろ?」と話しかけてきました。

しかし、「ダメなんだ、それは本当に難しくて出来ないんだよ。それに、そんな機能が必要とは思わない」とエンジニアが食い下がると、

ジョブズは「円や楕円よりも、角の無い四角形の方がそこら中にあるじゃないか!この部屋を見渡してみろ!」と強く言い放ちました。

テーブルや机や窓など、あらゆるところに「角の無い四角」があることを示しました。

さらに続けて「外を見てみろ!もっとあるぞ。君が見るいたるところ全てにある!」と、角の無い四角形こそ自然なのだとエンジニアを説得し、ソフトウェアへ組み込ませることができました。

 

こうして今では馴染み深いアプリの「アイコン」から「iPhone」のデザインまで、アップル社のあらゆる製品に「角の無い四角形」が起用されることになったのです。

アップル社の製品以外にも、ユーザーインターフェースの様々なところで欠かせない存在になっています。

 

 

スティーブ・ジョブズの美意識によって人々の日常は大きく変わり、今では決して欠かすことのできないものになっています。

計算されていたのか、それとも彼の感性が導いた結果なのか。

今では知る由もありません。