ゴッホは歌川広重に惚れていた?

今回は、美しさと狂気性を兼ね備えたタッチで、観る者に強烈な印象を与えてしまう、かの有名な天才画家 “フィンセント・ファン・ゴッホ” のおはなしです。

「星月夜」や「黄色い家」、誰もが見た事のある「ひまわり」や「自画像」など、数々の有名な作品を描いてきた天才画家 “フィンセント・ファン・ゴッホ”

今では誰もから天才画家と称され、素晴らしい評価を受けている彼ですが、生前に売れた絵はたった一枚でした…。

ゴッホの画家人生は、28歳から37歳までのわずか9年。

それ以前のゴッホは、様々な職につきますが長続きしませんでした。

なかなか思い通りの人生は描けませんでしたが、
次第に「絵を描く」ことに可能性を見出しますが、金銭的な問題や家庭の問題など、折り合いが悪くなり始めます。

そんな中、ゴッホに金銭援助をしてくれるという唯一の味方であった弟のテオの元を訪ねます。

ゴッホはその唯一の味方である弟の住むパリへ向かいました。

そして、当時パリで流行していたもののひとつに浮世絵がありました。そこでゴッホは浮世絵に出会います。

浮世絵の魅力に感銘を受けたゴッホは、貧しい中切りつめてでも浮世絵を購入したり、日本美術品を扱うお店に足繁く通っては浮世絵を眺めていたそうです。

今までにない世界観にどれほど心が躍ったことでしょうか。

浮世絵に触発されたゴッホは、眺めているだけでは満足出来ず、ついには浮世絵の素晴らしいと感じた部分を自分の作品に取り入れていきました。

特に歌川広重の浮世絵作品に、ゴッホはとても刺激を受けていたようです。

『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』

ゴッホが模写した『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』 (wikipediaより引用)

本家、歌川広重の『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』

他にも自身の作品の背景に、歌川広重の作品をいくつか描いていたり、明らかにゴッホは歌川広重に惚れていたようですね。

人々に影響を与え、魅了する作品を描く天才画家であるゴッホも、歌川広重の作品には影響を与えられ、魅了されていたのかもしれませんね。