強さを求めて!唐獅子図屏風

この唐獅子図屏風は記述の少ない狩野永徳の数少ない作品である。

 

モチーフ

・権威

・権力

 

を象徴する聖獣 唐獅子つまりライオンを描いたものである。

 

縦222cm、横452cmという異様な大画面構成による

 

・豪快な迫力性

・唐獅子の体に描かれる斑点状の模様や巻き毛の装飾性

・全体的な調和を重んじる統一性

 

などは永徳が築き上げた大画様式の集大であるのみならず、安土桃山の気風そのものが表れている。

 

持ち主

天正10年(1582年)に秀吉が本能寺の変

を聞きつけ畿内に戻るため、急遽結んだ講和の際、その証として毛利輝元に贈った陣屋屏風との伝承がある。しかし、それを裏付ける史料は一切ない・・・

 

元は大阪城本丸表御殿、秀吉関係の城郭殿舎の大広間を飾る障壁画だったとする説もある。

 

いかがでしたか?本能寺の変の伝説が事実なら、主を守る秀吉の強さとそれを了承する武士道を持つ毛利 輝元に感服します。

時代の中で時に芸術品は人の命を左右する価値を持ってきたのです。