現役芸大生が語るデザインとアートの違い




こんにちは!私は芸術大学に通いながらこの記事を書いています。

芸術について興味がなかったり、まったく知らない人間でもなくプロとして有名な人間でもない私だからこその見える意見や知識をみなさまに伝えていきたいと思います。

デザインとアートの違い

この違いというのはよく議論されている内容です。

ネットでもよく見かけるのではないでしょうか。

これに対するよくあるアンサーは「全くの別物」と決定づける方が多いです。

では、なぜ「違う」のかをまずお話しします。

 

アート

これは簡単にいってしまえば自己表現に分類されるのではないでしょうか。

自分の日々の気づき、みたもの、経験したものを絵や写真、音楽多くのメディアに変換し表現する。

自分の感性の中でこれは美しいこれは美しくないフィードバックまで自分の中でおこなってしまう。時に美しくないものだったとしても表現したい内容が美しくないものならば”正解”となる。

私は先ほど“正解”と比喩しましたがアートに”正解”はないのです。自分の納得するものを納得いくまで作る。いわばゴールのない自己表現です。

これがアートだと考えられています。

 

デザイン

次にデザインです。デザインは人のため、世の中のためまたは、会社のために様々な種類のターゲットを相手に表現するものです。

いわば仕事ですね。

例えばユニバーサルデザインは障害があってもなくても多くの人が心地よく生活するためにうまれたデザインです。

この場合は大多数の多様性をターゲットした表現となります。

 

本当に伝えたいこと

二つの説明はここまでです。私がこの時事を含め本当に伝えたいことはここからなのです。

私は高校でも芸術の勉強をして大学に進みました、そこでもやはり「アートとデザインは違う」と教えられてきました。

大学生になった私は多くの実績ある社長や研究者の方の講義をきいたり、一緒にプロジェクトを行ったりしてきました。そこである先生の言葉がむねにささったことがあります。

『「アートとデザインは違う」この考え方が変わってきている』

それを聞いて自分の活動やほかの作品を違う目線で見ることにしました。

そこで気付いたのが

「デザインする側がアートブランドと化している」

 

ここでのキーワードは”ブランド”です。

英語での意味でなく和製英語の多数の解釈として、です。

このブランドは信用できる、このブランドだから高くてもうなずける。

そのような現象がブランド界では起こります。

これはブランドが独自性を保っているから起こる現象です。

つまり上の「」の意味は人のために向けたデザインかつデザインする側(クリエイター)の独自性がなければ現代の大多数には認められづらい、ということです。

 

クリエイターはデザインを作り出すのが仕事ですが、その中で自分の独自性、つまり自分のアートを表現できる人たちが今の業界を支えています。

まだ先かもしれませんが少なくとも我々が立派な大人になるころにはデザインとアートは飽和していることでしょう。