ゴッホはなぜ『ひまわり』を何枚も描いたのか!?

誰もが知るゴッホの『ひまわり』

あの大人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ19作目『名探偵コナン 業火の向日葵』のストーリーテーマにもなりました。

美術の教科書にも載っているくらい誰もが一度は目にしていますよね。

しかし、この『ひまわり』という作品について知らない人が多いようです。

今回はそんな知っているようで知らないゴッホの『ひまわり』について詳しく解説しています。

 

「ひまわり」

画像元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ひまわり_(絵画)

「ひまわり」は、1888年8月〜1890年1月にかの有名なポスト印象派の画家フィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品です。

 

ゴッホにとってひまわりは、明るい南フランスの”太陽ユートピアの象徴”であるといわれていました。

ゴッホが精神破綻し、精神病院に入院してからは、描かれていないこともその証拠となり得ます。

 

ゴッホはひまわりが一面に広がるひまわり畑を見てインスピレーションを働かせていてのでしょう。

 

 

「ひまわり」は複数ある?

この「ひまわり」という作品が”1つではない”ことを知っていますか?

実は複数からなる作品なのです。

花瓶に刺されているという定義であれば、”7点”制作されていることが認められていますが、現存は6点となっています。

 

失われた1点は、大正時代 1919年に関西の実業家 山本顧彌太氏が当時のレートで2億円ほどで落札していました。

しかし、第二次世界大戦中「ひまわり」を銀行に財産として預けようとしましたが、湿度等で絵画が劣化すると拒否され、広島原爆と同日”芦屋の大空襲”により灰となってしまいます。

画像元:https://newswitch.jp/p/5787

 

「ひまわり」作品

ゴッホが描いた「ひまわり」を見てみましょう。

 

【1作目】

アメリカ合衆国 – 個人蔵

ひまわりは”3本”

 

【2作目】

焼失

ひまわりは”5本”

 

【3作目】

ミュンヘン – ノイエ・ピナコテーク

ひまわりは”12本”

 

【4作目】

ロンドン – ナショナルギャラリー

ひまわりは”15本”

 

【5作目】

東京 – 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

ひまわりは”15本”

 

【6作目】

アムステルダム – ゴッホ美術館

ひまわりは”15本”

 

【7作目】

フィラデルフィア – フィラデルフィア美術館

ひまわりは”12本”

 

 

何のために描いたのか?

ゴッホはどうして『ひまわり』を描こうと思ったのでしょうか?

それは、かつて同居していたゴーギャンのために描いたものでした。

 

ゴッホがゴーギャンと同居する前、ゴッホはゴーギャンが自分のアトリエで一緒に暮らすことを期待して、部屋の装飾として描き始めたのでした。

 

それほどゴーギャンのことが好きだったようですね。

そう考えると、ゴッホのあの”耳切り事件”も何となく理由がわかりますね。

 

ゴッホの”耳切り事件”についてはこちら↓

あなたはゴッホを知らない!なぜ耳を切り落とさなければならなかったのか?ゴッホについて徹底解説!

10/21/2019

 

最後に

ゴッホは、生涯売れない画家として活動して死後に名を挙げたことで有名ですよね。

個人的に”生きること”とは「生涯なにを成したか」だと思います。

 

ゴッホは死後、弟のテオ家族の努力によって有名になりました。

しかし、ゴッホの作品が人々に影響を与えたのも事実です。

そんなゴッホの作品の魅力は「ひまわり」だけにとどまりません。

他の作品も是非チェックしてみてください。

 

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