映画『ジョーカー』 芸術的なポスターの数々が意味するものとは?

日本で2019年10月4日に公開された映画「ジョーカー」

トッド・フィリップス監督の元、ホアキン・フェニックス主演で送る今作は、悪のカリスマと呼ばれ、バットマンと出会うまでを描いたストーリーとなっています。

 

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)。

ピエロの格好で大衆を楽しませるつもりが、逆に周りからは冷たい態度を取られてしまいます。

笑いのある人生は素晴らしいと信じていたアーサーは、そんな扱いを受けているうちに心が荒みはじめ、あることがトリガーとなり、狂気に駆られ<悪のカリスマ>へと変貌していきます。

 

映画『ジョーカー』衝撃の本予告がこちら↓

 

 

今回は映画『ジョーカー』のポスターをいくつか紹介していきます。

これまでに無い芸術的なポスターが多く、その1枚1枚に込められた”意味”を考えていきます。

 

 

映画『ジョーカー』の公式ポスター

ジョーカーのポスターは予告動画と共に公開されました。

このポスターでは、闇を背に薄暗い天を見上げ、どこか寂しさと共に満たされないような表情を浮かべています。

背景ののグラデーションが、心優しきアーサーから<悪のカリスマ>であるジョーカーへの移り変わりを表しているように思えます。

 

日本版のポスターでは、

タイトル下の“PUT ON A HAPPY FACE”の部分が、

”笑いの仮面をかぶれ”になっています。

そのままではあるのですが、この映画のジョーカーを表すには最も相応しい表現だと感じます。

鏡に向かって笑顔を作るアーサー。

笑いの仮面を被るべく、自分の手で口角を釣り上げています。

コメディアンではなく、ジョーカーとしての不気味さが感じられます。

 

 

この他に5種類のポスターを紹介します。

 

1.燃える車

燃える車を背に、ジョーカーは何かの曲に合わせ楽しそうに踊っているように見えますね。

悪事を終えた余韻を楽しんでいるのでしょうか。

 

 

2.剥がれ落ちる素顔

本当の素顔であるはずの肌が溶け落ち、ジョーカーであるピエロメイクが浮かんでいます。

髪色も緑に変色し始めており、人から悪のカリスマへ変貌する瞬間を表現しているように感じられます。

 

 

3.切ない表情

こちらのポスターでは街を歩くジョーカーが写っており、

その表情にはいつものような余裕のある笑顔はなく、どこか寂しく、切ない表情をしているように見えます。

 

 

4.トランプのジョーカー

トランプのジョーカーとして描かれています。

アーサーの表情は口角が下がっており、目も虚ろで、心が荒始めているように感じます。

それとは対照的に、ジョーカーの方の表情は口角が上がっており、どこか生き生きしているように見えます。

 

 

5.青い涙

自分の手でグッと口角を上げ、無理やり笑顔を作ろうとしていますが、目には化粧混じりの青い涙が…。

この涙が一体何を意味するのか…。

 

 

ファンによる芸術的なポスター

今回の映画公開にあたって、公開以前から公式のポスターに引けをとらないほどのクオリティで、尚且つオシャレなファンメイドポスターが数々SNS上でアップされていました。

その中でも特に気になったものをいくつかご紹介します。

 

1.水彩画タッチのバットマンVSジョーカー

黒い翼を大きく広げているのはバットマン。

今後宿敵となる相手が描かれているのも、ファンメイドならではの良さでしょう。

 

 

2.ジョーカーの顔は布で…

布で作るジョーカーの顔。

人々が色んな体制で支え合っているのもまたセンスを感じます。

よく見ると、支え合っている人々はどこか主演のホアキン・フェニックスに似ている気がします。

 

 

3.タバコで一息…

タバコをふかしながらくつろいでいるジョーカー。

シンプル且つオシャレでわかりやすいポスターですね。

 

 

4.地下鉄で”KILL THE RICH”

手に掲げているボードの”KILL THE RICH”が意味する「金持ちを◯す」。

倒れている人は金持ちだったのだろうか…。

また、ジョーカーの手下がつけるピエロマスクが落ちているのはどういう意味があるのだろうか。

 

 

5.花束

花束を片手に階段を降りてくるジョーカー。

軽快なリズムと共に鼻歌でも歌っていそうな雰囲気があります。

ジョーカーの特徴的な笑い方である「HAHAHAHA!」の文字ををポスターの周囲に撒き散らし、遠近法が上手く利用されておりユニークで素晴らしいデザインになっています。

 

 

まとめ

今作のジョーカーのポスターは、シンプルなデザインでありながら多くの意味が込められているように感じました。

そして尚且つ、従来のダーク感もあり、ジョーカーならではのオシャレさもありましたね。

 

ファンメイドポスターも、公式に引けを取らないほど高いクオリティで芸術的でした。

 

数々のポスターが意味するものとは何なのか、人によって解釈が異なるかもしれませんが、

ご自身の目で映画をご覧になって確認していただければと思います。

映画『ジョーカー』の”あらすじ”が知りたい方はこちら↓

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