雪舟の描いた国宝!『秋冬山水図』見たことあるけど誰も知らない!?

今回は、誰もが教科書などで見たことがある雪舟『秋冬山水図』についてご紹介します。

一度は見たことがあるという人は多いのですが、やはり作品名や作者、詳細など作品について知らないことが多いという人がほとんどです。

これを機にぜひ『秋冬山水図』について知ってください!

 

作品

『秋冬山水図』


画像元:https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A1398

【基本情報】

国宝

指定名称:「紙本墨画秋冬山水図」

作者:雪舟

時代:室町時代・15世紀末~16世紀初

作品情報:紙本墨画  2幅  各47.7×30.2

所蔵:東京国立博物館

 

解説

この水墨画は雪舟が当時の中国 宋、元の水墨画を吸収しつつ、日本独自の水墨画を確立し、数々の技術が織り込まれています。

 

技術

画面下から上に向かい

・岩

・木

・道

これらを辿っていくと、ジグザグに目線が誘導され、最終的に画面上部の遠景に誘導されます。

 

それにより

 

・岩肌を描くかすれた勢いのある筆の線

・くっきりと太い線

・カサカサとした薄い線

・淡くひょろひょろとひかれた遠景の線

 

この全ての線を目に焼き付けつつ、「被写界深度」を用いた。

『幽玄な美』である遠景が、この水墨画の大きな要素です。

 

実は…

この絵は2枚組となっており、サイト上部の画像が”冬の景色”、下部の画像は”秋の景色”となっています。

1つの作品でありながら、2つの景色を描く粋な絵画です。

 

 

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