沢庵和尚から学ぶ!誰でも簡単に幸福度を満たせるエピソード

人物

沢庵宗彭(たくあんそうほう)

江戸時代前期の臨済宗の僧。10歳で出家、14歳で禅宗へ転宗する。37歳の時、大徳寺154世住持となる。しかし3日で辞職。沢庵漬けの考案者といわれている。(諸説あり)

また、宮本武蔵の師匠でもある。

 

興味深いエピソード

ある日、徳川3代将軍家光が沢庵にこんな相談をした。

家光「ここ最近、なにを食べても美味しいと感じぬ。なにか美味しいものがないか?」

沢庵はさっそくその話を承り、こう言った。

沢庵「食事の際はいかなることがあってもわがままを言わないように。そして、途中で席を立つことはおやめください。そのことだけご了承いただきたい。

 

~後日~

沢庵の寺にやってきた家光は席まで案内された。食事の準備をするためその場を離れた沢庵。家光はどんな食事が出てくるか楽しみにしながら待つ。

しかし、いつまで経っても食事は出てきません。腹が減り、我慢ならぬ家光は席を立とうとしますが、先日言われたことを守るために待つことに。

空腹の限界がきたところで沢庵は食事を持ってきました。その食事とは、ご飯1杯に大根の漬物が2切れ。当然怒りがこみ上げてくる。だが腹が減ってそれどころではない。さっそく食す。これがもの凄く美味しかったのだ。

 

沢庵「どんな美食を探し求めるよりも、腹が減った時に食う飯がいちばん美味しゅうございます

沢庵の言葉に感服した家光は寺を後にした。

 

名言

一枚の葉にとらわれては木は見えん。一本の樹にとらわれては森は見えん。どこにも心を留めず見るともなく全体を見る。それがどうやら「見る」ということだ。

 

水のことを説明しても実際には濡れないし、火をうまく説明しても実際には熱くならない。本当の水、本物の火に直に触ってみなければはっきりと悟ることができないのと同様。食べ物を説明しても空腹がなおらないのと同様。

 

まとめ

幸せとは、新しいものばかり求め続けても満たされない。今あるものから感じることこそが本当の幸せといえるのではないでしょうか。