ボブ・ディランの多くの人々に影響を与えた歌詞・名言が凄い!【歌詞解説・名言紹介】

ボブ・ディラン(Bob Dylan)は、アメリカ出身のミュージシャンです。

「風に吹かれて」「ミスター・タンブリン・マン」「時代は変る」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「見張塔からずっと」「天国への扉」など多数の楽曲があり、1962年のデビュー以来半世紀以上にわたって聴く人々に多大なる影響を与えてきました。

 

グラミー賞アカデミー賞をはじめとした数々の賞を受賞しており、ロックの殿堂入りも果たしています。

また、長年の活動によって2012年に大統領自由勲章を受章しています。

2016年に歌手としては初めて「ノーベル文学賞」を受賞したことでも有名です。

 

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」では第18位

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第7位

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第2位

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のソングライター」において第1位を獲得しています。

 

これを見ただけでも、ボブ・ディランがどれだけ多くの人に影響を与えてきたかということは分かりますね。

今回はボブ・ディランの歌詞や名言を紹介していきます。

 

 

歌詞

ボブ・ディランには数多くの名曲がありますが、今回はその中からいくつか紹介します。

全て和訳歌詞で紹介します。


1.『風に吹かれて』(Blowin’ in The Wind)

どれだけの道を歩めば

一人前だと認められるのか?

どれだけの海を越えれば

白鳩は砂浜で休めるのか?

どれだけの砲弾が飛び交ったなら

武器は永遠に無くなるのか?

友よ、答えは風の中さ

答えは風に吹かれている

 

山はどれだけ経てば

海に洗い流されてしまうのか?

人々はどれだけ経てば

自由が許されるのか?

人は何度顔を背け

見て見ぬふりをしていられるのか?

友よ、答えは風の中さ

答えは風に吹かれている

 

そして、何度見上げれば、

青空が見られるのだろうか?

そして、いくつの耳を持ったなら、

人々の悲しみが聞こえるのだろうか?

そして、どれだけ多くの犠牲を出せば、

多くの人が亡くなってしまったと気付くのだろうか?

友よ、答えは風の中さ

答えは風に吹かれている

 


この『風に吹かれて』はボブ・ディランを代表するフォークソングです。

プロテスト・ソングとしても多くの人から支持を得ました。

「答えは風に吹かれている」という部分から、自分で気づくことが大切なんだという意味が込められています。

 


2.『ライク・ア・ローリング・ストーン』(Like a Rolling Stone)

かつて、あんたは綺麗な身なりで調子に乗って、たかってきた奴らに金をやっていたよな?

みんな言ってただろ「気を付けなお嬢さん、痛い目をみるぞ」って

そんなのは奴らがからかってるだけだと思ってたろ?

街をぶらつく奴らをあんたはよくバカにしてたよな

今では、あんたは威勢よく話さない

プライドだって見あたりゃしない

今夜の飯すら乞わなきゃならない身の上だ

どんな気分だ?

どんな気分だい?

家も無くて、知り合いすらいなくて、転がる石みたいになって

 

良い学校を卒業したんだってね、ミス・ロンリーってわけか

でもわかっただろ?

あんたはおだてられていただけなのさ

路上での生き方なんて誰からも教わらなかったけど

あんたは今、その生活に慣れなくちゃいけないんだ

不気味な浮浪者どもに近づくなんてありえないってあんたは言っていたけど、わかっただろ?

奴が言い訳をくれるわけじゃないぜ

それでもあんたは奴の空虚な目を見つめて

取引しない?って言うのさ

どんな気分だ?

どんな気分だい?

家も無く、知り合いすらいなくて、転がる石みたいになって

 

曲芸師や道化師みたいな奴らがあんたを楽しませていたが

奴らのしかめ面には気づかなかっただろ?

それがマズイって事も、わかっていなかったんだ

他の奴らに、あんたのものを好き勝手させちゃいけないんだ

肩にシャム猫を乗せた外交官と

ピカピカの車に乗っていたよな

奴は、あんたから盗れるものを全部盗った途端

すっかり居なくなっちまった

それを知った時、あんたはそりゃ辛かっただろうな

どんな気分だ?

どんな気分だい?

家も無く、知り合いすらいなくて、転がる石みたいになって

 

塔のお姫様や着飾った奴らは

美酒に酔って、浮かれた様子で

高価な贈り物を交換しているが

あんたはそのダイヤの指輪を外して、質にいれたほうがよさそうだな、お嬢さん

落ちぶれたナポレオンと、奴の格言をよく面白がってたよな

奴の所へ行きな

呼んでるぞ

嫌とは言えないぜ

何にも無いって事は、何も失うものが無いのだから

あんたは今透明なんだよ、あんたには隠さなきゃならない秘密も無いんだ

どんな気分だ?

どんな気分だい?

家も無く、知り合いすらいなくて、転がる石みたいになって

 


この曲は、女性の”人生の転落”を表現しており、富裕層を批判している内容です。

曲調は明るめですが、それとは逆に歌詞は少し重い感じですね。

この曲も『風に吹かれて』同様、とても有名で、この曲の解釈は聴き手によって異なり多数の意見があります。

 


3.『天国への扉』(Knockin’ On Heaven’s Door)

ママ、俺からこのレッテルを外してくれ

もうこれは使えないんだ

暗くなってきた、暗すぎて俺には見えないよ

俺は天国の扉を叩いている気がするんだ

 

天国の扉をノックしてる×4

 

ママ、俺の銃を地面に置いてくれ

もう彼らを撃てないんだ

あの黒い大きな雲がこっちに来たよ

俺は天国の扉を叩いている気がするんだ

 

天国の扉をノックしてる×4

 


この曲がリリースされた1973年は、ベトナム戦争が終結し、パリ協定が結ばれた年です。

ベトナム戦争は「アメリカが唯一負けた戦争」とも言われています。

アメリカ兵は多くの犠牲者を出し、アメリカにとっては何の成果も得られなかった戦争です。

兵士たちが帰還すると、国民からは大バッシングを受け、敗戦の苦しみと共に兵士たちの心は疲弊しきってしまいました。

そんな兵士たちの心に響いたのがこの曲でした。

この曲で救われた人たちがいたのです。

 

 

名言

ボブ・ディランの名言は数多く存在します。

その中からいくつか抜粋したものを紹介します。


1.「自由なものなど何もない。鳥さえも空につながれているのだから。」

 

2.「やらなきゃいけないことをやるんだ。そうすればうまくいくさ。」

 

3.「どんなレッテルを貼られてもかまわない。歌うためなら。」

 

4.「風向きを知るのに天気予報士はいらない。」

 

5.「すべての美しいものの陰には、何らかの痛みがある。」

 

6.「言葉はいろんな意味を持ち、10年後には違う意味になる。」

 

7.「ヒーローとは、自分の自由に伴う責任を理解している人のことだ。」

 

8.「世の中のあらゆる真実が積み重なってひとつの大きなウソになるんだ。」

 

9.「苦しむ側につく者が政治的人間とは限らない。」

 

10.「ブーイングは素敵だ。逆に、やさしさが人を殺す場合がある。」

 

11.「朝起きて夜寝るまでの間に、自分が本当にしたいことをしていれば、その人は成功者だ。」

 

12.「マイルス・デイヴィスはブーイングを浴びた。ハンク・ウィリアムズはブーイングを浴びた。ストラヴィンスキーもブーイングを浴びた。君もたまにブーイングを浴びないと何者でもなくなってしまう。」

 

13.「泳ぎ出したほうがいいよ。そうしないと石のように沈んでしまう。」

 

14.「恋をしながら賢くなんてなれやしないよ。」

 

15.「私が自信を持って出来ることは、自分自身であること。たとえ自分という存在が、どんな人間であろうとも。」

 

16.「僕にはヘンな癖があるけどそれを捨てなかったんだ。それがぼくの個性だから。」

 

17.「僕にとって未来とは、既に過去のことなんだ。」

 

18.「君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい。」

 

19.「僕は何も定義しない。美も愛国心も。僕はそれぞれをありのままで受け止める。こうあるべきだという既存のルールを無視して。」

 

20.あなたの心に従ってゆきなさい。そうすれば最後にはきっとうまくいく。」

 

 

まとめ

多くの人が影響を受けたボブ・ディランの曲は、他のミュージシャンへも影響を与えました。

ザ・ビートルズ

ブルース・スプリングスティーン

マーク・ノップラー

トム・ペティ

ジミ・ヘンドリックス

パティ・スミス

オアシス

エド・シーラン

吉田拓郎

井上陽水

桑田佳祐

などなどその他多数の人へ影響を与えています。

 

こうして歌詞や名言を知ることで、ボブディランの感性に触れられる気がしますね。

 

 

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