哲学界のロックスターは語る「世界は存在しない」

「世界は存在しない」

そう言っているのは哲学界のロックスター マルクス・ガブリエル氏。

今回は、なぜ”世界は存在しない”のかを解説していきます。

 

人物

マルクス・ガブリエル

ドイツの哲学者。
現在はボン大学の教授を務めています。

複数の言語(ドイツ語、英語、中国語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語)を習熟しています。
さらに、古典語(ラテン語、古代ギリシャ語、聖書ヘブライ語)も扱えるようです。

 

新実在論

ある対象を意識する。もしくはそれを知っているとき、対象それ自体と対象に関する我々の知識は2つの異なる事実であるというのは誤りである。

ある犬が黒いとわかっている場合、その犬の黒さは観察者の心の中に存在しているのか?

意識は、そこに存在していると認識する神経系と物理的に存在しているかは同一ではない。

 

ポイント

「本質主義」対「相対主義」という対立から抜け出す新たな道を開くこと。

「世界」を実在のすべてを包括する最大の集合と意味するのだとすると、実在的視点は際限なく増加する。それゆえそのような包括はできない。

 

何を意図しているか

科学的な対象だけを実在とする「自然主義」とは違い、精神固有の働きを肯定している。

「現実がどのようなものかを知ることなどできない」という幻想を乗り越える解釈、この基礎の上にのみ、僕らの時代における大いなる疑問に答えはじめることができる。

そうすることによって嘘やフェイクニュースに疑問を抱きはじめる。

知恵を身につけ、勇気を持とう