歴史・記憶・死生観を表現するクリスチャン・ボルタンスキー




クリスチャン・ボルタンスキー

(瀬戸内国際芸術祭HPより)

フランスを代表する作家であり芸術家です。

 

経歴

戦後すぐに、ナチスドイツの迫害からの避難生活をおくり、ホロコーストの影に怯えながら厳しい少年時代を過ごしたことが作品制作の根底の意思としてあるとされます。

 

1960年代後半より短編フィルムを発表し始めたボルタンスキー

1970年代になると写真を使用した作品を作るようになりました。

日用品を使用することにより他者や自分の記憶に入り込むような作品が特徴的です。

 

日用品や既存のものを使用する点では以前お話しした

「便器が作品!?心を描く観念の芸術の提唱者アンリ・ロバート・マルセル・デュシャン」

マルセル・デュシャンに似ていますね。

 

198年代には明かりを使用して作品を作り、子どもの肖像写真と電球を祭壇のように組み合わせて展示した。

「モニュメント」で宗教的なテーマに取り組みます。

クリスチャン・ボルタンスキー《モニュメント》1986年 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2018, Photo © The Israel Museum, Jerusalem, by Elie Posner

1931年にウィーンの高校のユダヤ人学生の顔写真を祭壇状に並べ、その写真を電球で照らすというものでした。

このような肖像写真を集めて展示する手法は、大量の死者の存在、具体的にはナチス・ドイツによるユダヤ人の大虐殺とその犠牲者のイメージを連想させると解釈され、大きな議論を呼びました。

その後も様々な手法で、歴史・記憶・死生観をテーマとした作品を公表しています。

 

展覧会

なんとそのクリスチャン・ボルタンスキー の展覧会が行われます。

 

・クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime

期間:2019年2月9日~5月6日

会場:国立国際美術館

詳細:http://www.nmao.go.jp/

是非見に行ってみましょう!!